bookloveru2
2020年11月29日2 分
最終更新: 2020年12月26日
皆様、こんにちは。
今回は、統計について、小文を書きます。
二項分布を正規近似する手法です
二項分布の確率の計算はnが大きいときは非常に面倒なものになります。
ex). 合格率30%の試験を100,000人が受験したとして、無作為に抽出した200人の内、60人以上が合格する確率。
計算式は、
これを計算すると、
p(0)= 200 C 0* 0.3^0 * 0.7^200
≒1.046183829E-31
………
p(60)= 200 C 60* 0.3^60 * 0.7^140
≒0.0615
p(0)+……p(60)=0.5348
https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228843 👆画像
カシオ 生活や実務に役立つ計算サイト様より
これはかなり煩雑な計算です。かなりうざいです。
手計算は不可です(´;ω;`)ウッ…
とゆーより、電卓でも無理ゲーです( ノД`)シクシク…
しかし、pが0あるいは1に極めて近い値で無いならば(もしそうならポアソン分布による近似が可能である)、nが大きいときに正規分布を二項分布の良い近似として用いることが出来ます。
xが二項分布に従うとき、
xの平均はnp、
分散はnpq(ここでq=1-p)となります。
二項分布B(n,p)を正規分布で近似するとき、
同じ平均と分散を持つ 正規分布 N(np,(√npq)^2)を用いるのが自然です。
この場合は、
ですね。(^_-)-☆
60以上の値の出る確率とか考えるよりも、59.5以上の値の出る確率と考えた方が良いので、連続修正し、
この様に、正規近似はかなり正確であり、pの値を変えずにnを大きくするとき、二項分布は正規分布に近づいていく(正確には(x-np)/√npqの分布が標準正規分布N(0,1)に近づく)ことが証明されています。
これをうまく使うときは、np>5 かつ npq>5が成り立つときとするのが、1つの有力な考え方と言われています。('ω')ノ
こんな風に、出来る事なら
確率統計を活かして、人生を豊かにしたいものですね。
では、ばいちゃ。
以下、近日発売のヨビノリ先生の本です。
発売されたら、買おうっと(*^-^*)