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pythonで株価分析③【村上ファンドの手法を紹介】

更新日:2021年11月1日

皆様、こんにちは。

当記事はpythonを使用した株価分析シリーズの第三段です。


今回は、国内の著名投資家であり、コーポレート・ガバナンスの立役者となった、伝説的ファンド創設者、村上世彰氏の投資手法を活用します。


村上世彰氏の手法ですが、大きく3つの視点から投資対象を決定するそうです。

  1. 期待値

  2. IRR(内部収益率)

  3. リスクの査定



余談ですが、

村上氏といえば、2006年6月、ライブドア事件に絡みインサイダー取引を行った容疑で東京地検に逮捕され、のちに執行猶予つき有罪判決を受けたことで有名です。


「お金儲けは悪いことですか?」


逮捕間際に放ったその言葉が印象的でした。


当手法に関しては、村上氏の著書『生涯投資家』第二章(投資家と経営者とコーポレート・ガバナンス)を参考にしております。👇画像からAmazonでチェックできます。


  • 生涯投資家 (文春文庫)  

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目次

期待値とは?

IRR(内部収益率)とは?

リスクの査定

 

❶期待値とは?

期待値とは、起こりえる全ての確率の合計値、と考えられます。

簡単に例を書きます。


あなたは10,000円を持っています。ここで、1度だけくじを引くことが出来ます。


くじがハズレの時、10,000円が50%の確率で5,000円(1/2倍)になります。

くじが当たりの時、10,000円が50%の確率で20,000円(2倍)になります。


このくじを引くべきでしょうか?

答えは引くべきです。

理由を期待値を算出して示します。


期待値計算式👇

5,000円×50%(くじがハズレだった)+ 20,000円×50%(くじが当たりだった)

=2,500円 + 10,000円

=12,500円


となる為、理論上、くじを引く事で、10,000円が12,500円になります。

今回の場合は、期待値は1.25とまあまあの数値と言えそうです。

期待値が1.0を超えると、利益が発生します。

離散型

E(X) = 期待値

xi = 結果

pi = 確率


連続型

E(X)   = 期待値

x   = 結果

f(x) = 確率


期待値=平均値です。

(5,000円 + 20,000円)÷ 2 = 12,500円


異なるところは、平均値は結果が全て出た上で、その総数で除して求めます。

しかし期待値は、出るだろう結果×その確率の総合計で求めます。

結果から、いくらになった、

ではなく、

確率上いくらになるはずだ。

という視点の違いとも言えそうです。


以下、pythonのコードと結果です。

import numpy as np
import pandas as pd
import scipy.stats

a = pd.Series([5000, 20000])
print(a.describe()) 


count =総数

mean =平均値(期待値)

std =標準偏差

min =最小値

25% =四分位の25%点

50% =四分位の50%点

75% =四分位の75%点

max =最大値

dtype:float64 =データのタイプ(属性)




村上世彰氏は、0円になる確率が5割を超えていても、勝率が1勝4敗でも、トータルリターンが1.0を大きく超えるかで、投資をするかどうか判断なさるようです。



 

❷IRR(内部収益率)とは?

IRRの正式名称はInternal Rate of Returnで、日本語では内部収益率と訳されます。

IRRは、投資期間内における利回りを示した数値です。

将来得られるキャッシュフローだけでなく、投資期間も考慮し、その投資が効率的かどうかを判断することができるという特徴があります。


IRRでは、すべてをキャッシュフロー(=C)で計算し、キャッシュアウト(C0)をマイナス、キャッシュイン(C1~Cn)をプラスで表します。


例として、10,000ドル分のApple社の株を購入し、2年間配当を受領して、売り抜けた場合を見ていきましょう。

期間:2018/12/17~2020/12/17(2年間)

2018/12/17のApple社の株価1株=36.81ドル でした。

ですので、手数料を考慮せずに、271株(10,000ドル÷36.81ドル)購入したとします。つまり正確には9,975ドル(C0です)初期費用が発生しました。


そして、C1~Cnまでには、その期間に受け取った配当金が入ります。

まずは期間内の配当金を取得。

import pandas as pd
import datetime as dt
import numpy as np
import numpy_financial as npf
import pandas_datareader.data as web
 
start = dt.date(2018,12,17)
end = dt.date(2020,12,17)
df= web.DataReader('AAPL',"yahoo",start,end)

# 配当実績を取得
dividends= web.DataReader('AAPL', 'yahoo-dividends', start, end)
dividends











配当金(画面左)と売却額(34,809.95ドル。凄いキャピタルゲイン!!)

をpythonとエクセルでIRRを計算します。

round(npf.irr([-9975,49.4575,52.1675,52.1675,52.1675,52.1675,55.555,55.555,55.555,34809.95]), 5)

結果は、IRR(内部収益率) = 15.201% でした。

村上世彰氏はIRRの数字が15%以上であることを基準として投資する為、Apple社ですら、ギリギリの投資ラインとなりました。

因みに、売却額を買値と同じ9,975ドルとした場合、IRRは0.4%となります。


これを考えると、村上ファンドは途轍もない目利きで、莫大な収益を上げ続けていたことが容易に想像出来ますね(^_-)-☆


村上世彰。恐るべし!です。



 

❸リスクの査定

これに関しては、定量的な分析よりも、定性的な分析が重要。と語っています。

数字や指標の判断よりも、経営者やビジネスパートナーの性格・特徴を掴むことが大切、だそうです。

ハイ。プロは違います。感服です('ω')ノ


今回は、村上世彰氏の投資手法を活用してみました。

あんまり、python出てきませんでしたね('ω')ノ

すいません。



村上氏の詳しい生い立ちや人物像に関しては、YouTubeで中田敦彦氏が、かなり分かり易く、面白い動画を配信しているので、そちらをご覧ください。

動画を置いておきますね!(^^)!


では、ばいちゃ。



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