bookloveru2
pythonで株価分析⑱【米国(FRB)のテーパリング開始は、秒読み段階❕❓】
更新日:2021年11月1日
こんにちは。乞食です。
新型コロナ デルタ株が猛威を振るい、感染再拡大が懸念される中、世界経済は各国中央銀行の金融緩和のお陰で、順調に回復しています。
そこで、今回は2021.8.27に開催されるジャクソンホール会議で注目が集まる【テーパリングの開始時期】について、単回帰分析を用いて考察していきます。
ジャクソンホール会議とテーパリングの意味については、日本経済新聞社の後藤様のツイートが参考になりますので、リンクを置いておきます。
ジャクソンホール会議👇
テーパリング👇
目次
❶米国金融市場の現状
❷世界各国主要株価指数の推移
❸単回帰分析(新規失業保険申請件数とM1マネーストック)
❶米国金融市場の現状
期間:2020.5.10~2021.8.22現在まで
SP500:S&P500
M1SL : M1マネーストック
WALCL : FRBの資産額
DGS10 : 米10年国債(長期金利)
ICSA :新規失業保険申請件数

上図から、コロナショック以降、M1マネーストックとFRBの資産額の増加に伴い、株価は右肩上がり、新規失業保険申請件数が大幅に改善(チャートは下落)している様子が分かります。
このことからも金融緩和が、かなり経済を下支えしていることが見て取れます(・ω・)ノ
まさに今、アメリカ経済はコロナと共存しながら、回復に向かっていると言えそうです。
※pythonコードは下記記事をご覧ください。コードは全て記載していましゅ(・ω・)ノ
https://www.bookloveru2.com/post/python-analysis6
❷世界各国主要株価指数の推移
続いて、各国の状況です。
2021.1.1~2021.8.22現在までの株価推移👇
米10年国債 長期金利(青色)が大きく下落しています。
また、高騰を続けていた原油(緑色)が下落基調となっています。
一方、Bitcoin(オレンジ色)は元気です。テーパリング前に上げれるだけ上がりたい!という意気込みを感じさせます(・ω・)ノ


※pythonコードは下記記事をご覧ください。コードは全て記載していましゅ(・ω・)ノ
https://www.bookloveru2.com/post/python-analysis14
❸単回帰分析(新規失業保険申請件数とM1マネーストック)
ここで、米国の中央銀行FRBの使命を二点挙げます。
1.雇用の最大化
2.物価の安定
この二点です。
新規失業保険申請件数が下がることは、1.雇用を最大化させることに繋がります。
M1マネーストックを増やすことは、米国民の財布に直接お金をばら撒くことで、失業してしまった人にもお金が行き渡る為、2.物価の安定に繋がります。
では、金融緩和がどう役立ったかを、見ていきます。
期間:2020.6~2021.8現在まで👇

M1マネーストックは金融緩和で増加の一途。
新規失業保険申請件数が大幅に改善(チャートは下落)している様子が分かります。


M1を増やすことで、失業保険を受け取る人が減少しています。
これを、単回帰分析で見ていきます。👇
下図の様に、M1マネーストックが増加(19,268 Bドル)すると、
失業保険が減少しています(348,000件)。


※pythonコードは下記記事をご覧ください。コードは全て記載していましゅ(・ω・)ノ
https://www.bookloveru2.com/post/python-analysis9
まとめ
❶❷❸を考慮すると、経済はコロナによる不安を持ちながらも、緩やかに回復しており、FRBは二大使命をしっかり果たしているという見方になります。
つまり、この調子で行けばテーパリングの日は近い❕❓と考えるのが妥当でしょう:;(∩´﹏`∩);:
FRBは年初からテーパリングを匂わせ、市場と慎重に対話を続けている為、テーパリングが始まったところで、株価に大きな変動は無いと考えられていますが、イケイケの右肩上がりの相場の終焉は近いかもしれません。
ただそれだけを言いたくて記事を書きました。
金くれ。
さよなら👋
pythonでプログラミングがしたい!!
pythonを学びたい!という方には、
オンラインプログラミング教室『Aidemy アイデミー』がお勧めです。
ご自身でプログラム環境を用意する必要は無く、サイトへアクセスするだけです。 創業者は東京大学工学部卒の石川聡彦さん。
著書に『人工知能プログラミングのための数学がわかる本』(KADOKAWA/2018年)など。
無料で、お試しもできますので安心です。
お時間ある方は下記リンクを覗いてみてはいかがでしょうか(*'ω'*)。